空き家日記とは

空き家日記は、空き家の入口から出口までをスマホ上でワンストップ提供することを目指し、空き家所有者、管理事業者、作業者それぞれを結ぶデジタルサービスです。

空き家所有者、特に遠隔地にいる所有者が「空き家日記」を利用することで、物件状況やその地域のことが分かり、空き家や地域との関係を維持するなかでその活用について考えるキッカケとなることを目的としています。
その事業化検証として、令和5年度国土交通省「空き家対策モデル事業」で、システムのプロトタイプを構築し実証実験を行いました。

Mission
  • 空き家を適正な状態に保つ
  • 空き家の今後についての判断を積極的に下すことのできる所有者を増やす
  • 将来の放置される空き家を減少させ、空き家利活用促進につなげる

空き家日記とは

空き家日記は、空き家の入口から出口までをスマホ上でワンストップ提供することを目指し、空き家所有者、管理事業者、作業者それぞれを結ぶデジタルサービスです。

空き家所有者、特に遠隔地にいる所有者が「空き家日記」を利用することで、物件状況やその地域のことが分かり、空き家や地域との関係を維持するなかでその活用について考えるキッカケとなることを目的としています。その事業化検証として、令和5年度国土交通省「空き家対策モデル事業」で、システムのプロトタイプを構築し実証実験を行いました。

Mission
  • 空き家を適正な状態に保つ
  • 空き家の今後についての判断を積極的に下すことのできる所有者を増やす
  • 将来の放置される空き家を減少させ、空き家利活用促進につなげる

“空き家日記”プロトタイプについて

“空き家日記”のプロトタイプは、所有者と管理事業者(空き家管理を行う不動産事業者など)と作業者を結ぶWEBシステムをLINEとkintoneを連携して構築しました。所有者と作業者の操作はLINEを通してスマホ上で完結し、データはAPI連携したkintone上のクラウドに蓄積されます。管理事業者は、担当する物件・作業者・管理実績等のデータをkintoneで管理し、所有者や作業者とやり取りが可能です。また、各種情報に関してはシステム運営側で提供することを想定したサービスモデルです。

主な機能

所有者
  • LINEを通じ、管理レポートと物件写真を日記のように保管し過去の状態をいつでも閲覧できる機能
  • 報告があるとLINEで通知する機能
  • 管理事業者とシステム内でやり取りする機能
  • 物件地域のイベントや移住等の情報、空き家に関する行政情報が閲覧できる機能
管理事業者
  • kintoneを通じて所有者と作業者と便利につながり、空き家管理に関する各データを管理できる機能
作業者
  • 担当物件情報の閲覧や作業報告をLINEシステム上で行う機能

実証実験の概要

  • 実施期間:2023年12月~2024年2月
  • 実証実験協力者
    • 高知県内の空き家所有者(将来の所有者):29名
    • 管理事業者:4団体
    • 作業者:7名
  • 実験種別
    1. 空き家を利用した実証実験(対象範囲:高知県内全域):10件
    2. 物件は利用せずに架空のイメージレポートを用いての実証実験(主に将来の所有者向け):19件

所有者・管理事業者・作業者それぞれに、サービス利用手順(※下記参照)に沿って空き家日記システムに登録してもらい、実サービスの流れ想定し、下図のとおり実施しました。

STEP

所有者にユーザー登録から管理申込までをスマホで行ってもらう。

STEP

空き家日記システムの運用側で、管理申込された物件を担当する管理事業者を選定し、管理依頼を行う。(実際の運用上は管理サービスは有料だが、今回の実証実験では、契約や支払いのやり取りは省略)

STEP

管理事業者は、作業者の登録を行い、依頼のあった物件の管理開始操作、作業設定を行う。

STEP

作業者には作業依頼通知が届き、設定した作業日に空き家での管理作業を行い、レポートを作成して提出してもらう。(物件を使用しない②のパターンでは、実際の作業は行わず、架空のイメージレポートを作成して提出)

STEP

提出されたレポートは管理事業者がkintone上で確認し、所有者へ公開操作を行う。

STEP

所有者はLINEで管理報告通知を受け取り、管理日記からレポートを確認する。期間中に情報ページの閲覧も行う。

STEP

後日、所有者としての協力者にはアンケートの回答を依頼し、管理事業者と作業者には聞き取り調査を実施。

サービス利用手順

所有者の方向け

管理事業者の方向け

作業者の方向け